タイムトリップ

目が覚めると、晴天ポカポカの日曜の朝。飛び起きて、髪もとかさず家を出た。 北へ向かう列車の中、窓の外を眺めていると、どんどん少なくなる建物の数。次々に川を越え、山の連なりが見えてきた。 そしてしばらく経つとトンネルが続いた・・・やけに長~いトンネルを抜けると、なんと雪が降っていた!コレにはうっとり・・・ 「トンネルを抜けると雪国であった。」と川端康成はよく言ったもの、とてもロマンチックな表現。 駅に着くと、やまちゃんとテンちゃんが迎えに来てくれた。 初めてやまちゃんと会ったのは約20年前。その数年後には6年間も恋をした、とっても大切な存在。てんちゃんが来てからの最後の2年間は最高の時間だったなぁ・・・ 8年前ぶりに会うのに、一瞬にして思い出の中に戻った。 トンネルを抜けた時、タイムトリップもしたのかな?!時空を通ってきた気分。 海で育ったてんちゃんだけど、すっかり山犬になっていた。 それにしても柴犬って雪が似合うなぁ・・・ それにしても山ってすごい!雪が降れば、道でさえも遊び場になる。こういう道をみるとワクワクする。 早速チエも呼んで、ソリ大会。 さすが雪国育ちのチエは早い! だんだん暗くなってきたけど、ナイター・モードで続行。 かなりハマッた・・・今度はもっとボブスレーなみの本気のソリ用意して、みんなでレースしたいなぁ・・・色も黒いし、ダサイ冬服だし、『クール・ランニング』そのままになっちゃうかなぁ 雪ってすごい!音もみんな吸い込んじゃうから、耳を済ませると無音状態。しかもどんなものも真っ白でかぶせちゃって、何でも白紙に戻せちゃう魔法の消しゴムみたい。 一面真っ白にしちゃうから、空の色をさらに惹きたててるよなぁ・・・ また早く戻りたいな。